08/04/22

摂州合邦辻

素敵な距離感

桜も散り新生活が始まりました!!
この春入団致しました、小栗 永里子と申します。
以後、よろしくお願い致します。

『摂取合邦辻』は昨年創られ、私は研修生でした。
劇団員の方々と安田さんを目の当たりにし、ガチガチに体育座りをして 見学していた覚えがあります。

そんな中行われていたのが『女の養鶏場』というシーン。

女優さんが。。。。

フォアグラ用のダチョウになってる。。。。

「太り具合とか確認してみて」と安田さん。

手を後ろに回され無防備な女優さんの腹や首を触る男優さん。
(な、なんか、ドキドキする)

すると旧人の女優さんが
「胸触った方がいいんじゃない??」
(。。。。。!!)

役者で必要な沢山の覚悟のうちの1つが胸に刺さった気がしました。
でもそれより何より感じたコトは、役者さん同士の信頼関係。
単純に、格好いいなぁと思いました。

素敵な距離感というのが、あるのかなと思いました。
このドキドキ、この密な距離感。

是非私以外の方にも体感して頂きたいです。

是非劇場にいらして下さい。よろしくお願いします!!

08/04/21

摂州合邦辻

いろんな角度から

はじめまして。

この春から劇団員となりました、谷口葉子と申します。
これからよろしくお願いします。

さて、『摂州合邦辻』in相模大野まであと約1ヶ月です。
この作品は昨年の秋に赤坂RED/THEATERで上演されました。
ご覧になられた方も、「観逃したっ!」という方も、ぜひぜひいらしてください!

では、ここで豆知識を。

『摂州合邦辻』の登場人物たちの名前は、大阪の天王寺近辺や河内の地名からとられています。
実は、私は和歌山出身でして、大阪のお隣です。
その利点を活かして、昨年の夏休みに大阪、合邦縁の地(?)巡りに行ってきました。

名前の由来となった場所にいろいろ行ってみたのですが、個人的に面白かったのは「俊徳」の由来となった場所です。
「俊徳」という名前も、実際に「俊徳道」や「俊徳町」というところがあります。
近鉄大阪線には「俊徳駅」という駅もあります。

地元の人々にとっては、ごくごく普通の地名だったり駅名だったりするのですが、
作品を通して名前を知った私にとっては、とっても不思議な感じです。
作品の登場人物の名前がこんなに大々的にでているなんて。

俊徳駅の前には「俊徳道ドラッグストア」がありました。
物語を知っている私からすると、とってもシュールな感じがしました。

近くには「俊徳中学校」もありました。
勝手に、「男子校だったら、おもしろいのになぁ。」と考えてしまいましたが、どうやら共学のようです。残念。

『摂州合邦辻』の違った楽しみ方ができました。


『摂州合邦辻』という作品は、私にとってとても思い出のある作品です。
別に主役でもなく、出演してもいなかったのですが、
山の手事情社に来て、初めて芝居が完成していくさまを見ることができた作品だからです。

じゃあ、私はその時何をしていたかというと、

チケットを封筒に入れていました。
小道具を探しに、自転車で走り回りました。
あと、あの糞をつくっていました。
それから、あのセーラー服は私の中学のものです。

昨年の『摂州合邦辻』をご覧になられていない方にとっては「?」な感じですね。
もともと歌舞伎の演目の作品なので、
「なぜ、糞?」
「セーラー服なんて江戸時代にはなかったのに?」
という疑問が浮かんでくると思うのですが、
それは観てのお楽しみということで。

『摂州合邦辻』in相模大野。
今回は全席自由席です。
ぜひいろんな角度からお楽しみください。
きっと毎回違った発見があるはずです。

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