09/03/14
ささやかな幸せ
先日美術の塗装の作業で、窓を閉めきった部屋の中に一日中いたせいか、シンナー中毒になりかけた下野です。
さて本番まで一週間をきり、稽古場ではやる事があふれピリピリ。
稽古時間も朝から終電ギリギリまでとタイトになり、疲労もピークです。
こんな時期自宅の部屋には、洗濯物がアフリカのサバンナに生息する蟻の巣のように高く積まれています。
その日も稽古から帰ってきて、
「着替えのパンツと靴下がもうない。明日雨だったら二日目突入?」
なんて思いながら寝てしまいました。
翌日幸い天気は雲一つない快晴。目覚めも悪くない。
洗濯物を集め、家の隣にあるコインランドリーに持って行き、待ち時間を利用して家でシャワーを浴びる俺。
さっぱりした体で、インスタントコーヒーを片手に洗濯物を干していると 、後ろから人がそっと抱きしめてくれているような、暖かくホッとしていて、優しさに包まれているような気分。
洗濯物を干しながら幸せを感じている自分にびっくり。
おいしい料理を食べているのでもなく、
かわいい女の子とデートしているのでもなく…。
天気のいい日に洗濯物を干す、そんな何気ないことに幸せを感じる俺。
日々忙しく追われるのではなく、少し気持ちにゆとりを持っていこうと思った瞬間でした。
下野雅史
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
山の手事情社は研修プログラムを開始して14年目。
ただいま2009年度研修生を募集しております。
詳細はこちら