13/08/19
社会人ワークショップ・第六弾 その2
「社会人ワークショップにおける30の質問」
社会人ワークショップの目的や特徴を担当者に質問形式で答えてもらいました。「社会人ワークショップにおける30の質問」。数回に分けて連載していますので、皆様どうぞご一読ください! 1問目から10問目は小笠原が答えています。
6.思いもよらない自分を発見すると何がいいのでしょうか。
例えば海外旅行をしたとき、文化の違いを体験しますよね。少々食べ慣れない食事が出ても、外国なんだから、日本と違うのは当たり前と、最初からある程度腹をくくって、食べませんか? 意外と口に合ったり、苦手な食事だなあと思ったり。そのとき普段の食生活のことや、日本の食文化のことを、ふと思い返します。そういう体験と似ていて、今、生まれた感覚が、どこからきているのかしらと、頭を回転させます。今までなんとなく思っていたことが腑に落ちたり、あるいは未知のことに踏み出したような感覚になる。そういう体験は、自分を広げてくれるような、楽しい経験だと思うんです。
7.前回までのワークショップとの違いは何ですか。
今までの社会人ワークショップは、1つのテーマにこだわりました。例えば、第五弾は「ダンス」。第四弾では「話す」。今回は、皆で演劇を作ることにこだわりたいと思っています。色々な短いシーンを作ります。意外と簡単にできますよ。一方で奥が深い。そこを体験してもらいながら、今まで気づかなかったご自分のことを発見してもらいたいと思っています。
8.具体的にはどんなこと をするんですか。
日常の出来事を話す、寸劇を作り演じる、ダンスを創って踊る。メインのメニューはこういったことを予定しています。魅力的なシーンやアイディアがたくさん出てくるように、ストレッチや簡単な運動で、体や頭をほぐすことから始めます。他にも、シンプルに歩くだけのトレーニングや、楽しく体を動かすゲーム、言葉を発するトレーニングもあります。
9.山の手事情社の研修生に興味があるのですが、このワークショップと内容は全く違いますか。
同じメニューもあれば、違うものもあります。何が違うかといえば、参加者の目的意識でしょうか。簡単に言えば、プロの俳優を目指したいのか、日常の中に演劇的要素を役立てたい、もしくは週末だけは演劇に浸ってみたい、という感じでしょうか。過去には、社会人WSを受講したのちに研修生になった、研修生を終えたあと社会人WSに来る方もいます。目的に応じて参加されるようです。研修生とはまた違った意味で、魅力あるメンバーに出会えると思いますよ!
10.今までの 参加者の方々はどんな職業の方が多いですか。
市役所、学校、IT関連企業、メーカー、飲食業、テレビ局、主婦・・・。職業は皆さん様々です。就活で悩んでいるという方もいました。色々な立場の方のお話や悩み事を聞くことができ、それが演劇になります。楽しいですよ。
三井穂高