13/05/23

道成寺/モルドヴァ・ルーマニア

I will play two roles In our show“Dojoji”/Mayumi Mizuyori

Hello everybody! It's long time no see. It’s Mayumi!
If you don’t know me I want to say you ”Nice to meet you!”
I will play two roles In our show“Dojoji”
I have played same roles since the first stage of this show in ten years ago.
During these ten years, many roles of "Dojoji" were changed, but nobody was able to take my role.
Because, I created my role from nothing by myself.
This is Japanese story and almost all Japanese has black hair but I will have pink hear on this stage.
The pink hair girl is Catherine but she will change her name for next stage. 
Guess what?
If you want to know the answer, please come to the theatre and enjoy our stage.
I really looking forward to seeing you!

Mayumi Mizuyori

みなさんこんにちは、おひさしぶりです。真弓です
もし私のことを知らない方がいたらはじめまして!
道成寺の中で、私は二役演じます。
私は初演から同じ役を演じています。それは、10年前でした。
10年の間、配役はずいぶん変わりましたが, この役は私しかできません。
なぜなら、私が0から生み出した役だからです。
これは日本のお話でほとんどの日本人は黒髪ですが、
私は舞台上でピンクヘアーになるでしょう。
ピンクヘアーの女の子はキャスリーヌといいますが、
彼女は次のステージのために名前を変えるでしょう。なんだと思う?
もしその答えが知りたかったら劇場に来なければなりませんね。
お会いできることを楽しみにしています。

水寄真弓

13/05/22

道成寺/モルドヴァ・ルーマニア

繋がり

最近、自分に対して笑えた事

去年の「トロイラスとクレシダ」の公演後から体重が10キロ増し(今はマイナス3キロ)

「好きな人の所に行って来ます」と主宰の安田に言わなくてもいい事まで相談して、あえなく撃沈(劇団を辞めずに済む)

渋谷の駅で茶番をふっかけて来た若者に対して「警察呼ぶような事なんか?!」と、腹の底から怒鳴り続ける(捕まる前に逃げる)

自転車のチェーンの錆び予防に油が無くて、エクストラバージン油で対応している(料理には一度も使わない)

劇団内公演の「マクベス」に、少しの役で、初めての声枯れと、色々と何かが足りてない自分に精神がフリーズする(馬鹿です)

空き歯の隙間が、歯一個分くらい広がっていた(先輩に「歯を埋めろ」とダメだしを受ける)

お金が無いのにネットのやり過ぎで、契約を止められる(後に残ったのは未払いの支払い証)

色々不安に感じ、厄除けの御守りを買う(肌身離さず身につけてます)

まだまだあるが、ここ数ヶ月の
稽古場と家の行き帰りの生活、色々あった。
そんな事を露呈しなくても良いのに、なぜ書いたかといえば、結局はこう言った事は演劇の肥やしになっているからだ。

今、稽古ではチェーホフの「かもめ」を取り扱っています。

物語の中、ニーナはトリゴーリンへの恋心と、女優で大成する夢の為に町を出て行きます。そして、戯曲には描かれていないその2年の間、ニーナは元恋人のトレープレフに宛てた手紙に自分の事を「かもめ」と書いて送っております。

初見、私は「なんだこの痛い女は?」と思いましたが、ニーナには「かもめ」と書いてしまう状態と状況にあったのだと思います。
自分の感覚としては何処なのかひたすら探します。

代用にバージンオイルを使う事か?
体重が増える精神状態に近いのか?
数ヶ月の間でさえ、自分にも理解
し難い行動や予定外の事が実際起きているのだから、どこかにニーナに繋がる糸があるはずだと、探します。

中川佐織

13/05/20

道成寺/モルドヴァ・ルーマニア

will there any tales similer to this in Europe ?/Yoshiro Yamamoto

A girl feeling abandoned by her lover transforms herself to a snake, runs after him, winds around his hiding bell and berns him to death.
This terrible tale of girl's revenge has been the subject to various theater and performing arts and the literature in japan.
By the way, will there any tales similer to this in Europe ?
What about, I wonder ?
I think almost all japanese men feel for this terrible tale in the deep consciousness.
A girl transeforms herself to a snake, not to the other animals.
Her passion come attacked while crawling on the ground.
A man hides himself in the bell, not in the basement or the cave.
He is burned to death, not be killed eating, and so on.
Oh! It's just the kind of sense I know.
I feel as if I had experienced in previos life.
Anyway if it is a rare tale in Europe, I want you to know even a litttle sense of Japanese.
By all means please come to see our performance.
Yoshiro Yamamoto

女が男に振られたことを知り蛇の姿になって男を追いかけ、
鐘の中に隠れた男を焼き殺す。
この怖い女の復讐のお話は、
日本のいろんな芸能や演劇、文学の題材になっています。
ところでこれ、ヨーロッパにもよくあるお話なのでしょうか?
どうなのでしょう?
これは日本のほとんどの男性にとっては深層意識にまで刻み込まれている感覚だと思います。
女の変身するのが他の動物でなく、蛇であること。
情念が地を這いながら迫ってくるということ。
男が逃げ込むのが、地下室とか洞窟とかでなく、鐘の中であること。
かみ殺されたりするのでなく、焼き殺されるということ・・などなど。
そうそう、そういう感覚なんだよと、まるで前世で経験したかのようによくわかるのです。
なにはともあれ、もし、外国にはあまりないお話なのであれば、
このお芝居で日本人の感覚を少しでも知ってもらいたいと思うのです。
山本 芳郎

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